2010年9月17日金曜日

初めて英語に触れる

September 17th 2010

マサ少年の家には、不思議なことに原書の物語(ハードカバーでしっかりしているもの)の本がありました。二冊だけです。どうして有ったのかわかりません、とにかく二冊だけ有ったのです。たぶんアメリカかイギリスの小学生向けの本だと思います。中の挿絵は日本の柔らかなそれとはまったく異なり、原色でカラフルなイラストでありました。

さて、マサ少年は小学校の4年生のときにローマ字を教わります。「ne mo ha mo nai koto wa iuna」という文でした。もちろん訓令式です。(この当時文部省では訓令式を、外務省ではヘボン式を推奨して使っていました。)訓令式とヘボン式とは表記の方法が異なります。日本語の音とひらがなを重視したのが訓令式でより英語的で標準式と呼ばれているのがヘボン式です。

例えば「た・ち・つ・て・と」は訓令式では、ta, ti, tu, te, toですし、ヘボン式では ta, chi, tsu, te, toです。マサ少年は天才的にローマ字の記述方法をあっと言う間に学んでしまった。そこで、彼は家にある英語の物語にローマ字で挑戦するのである。例えばnameは「ナメ」のようにである。

ただし、マサ少年は時々見てきた映画での英語や、NHKで放映される字幕版の映画などで生の英語の音とリズムをキャッチしていた。これにローマ字読みの力を加えると、なんとなく英語らしい新言語が生まれたのである。「★※△!+□凸凹※」という音である。この音にはアクセントがあり、巻き舌があり、破裂音らしい音がありで、「ウソ英語」に聞こえるが、なんと言っても、文字や絵本まで存在するのであるから、英語をぶつぶつと読んでいると思う人がいても不思議ではなかった。


〔雑学の小箱〕
ヘボン式ローマ字を日本に紹介したのは、アメリカ人医学宣教師のJames Curtis Hepburnさんです。
1859年に来日1892年に帰国。神奈川県に住み、和英辞書『和英語林集成』を刊行。この第3版で採用されあローマ字のつづり方を現在ヘボン式綴り方という。
からは塾を開いて洋学を教えた。その女子部は横浜のフェリス女学院、男子部は東京の明治学院になった。
ヘボンはHepburnの発音を聞き取り間違えた結果から来たといわれている。ヘップバーンがヘボンに聞こえたのは正しい音をそのまま表そうという努力の結果であろう。何でもカタカタ表記で日本語らしく書き表さない当時の人々の気概を感じる逸話だ。

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