マサ少年には姉さまがいました。
その姉さまとは2学年違いでした。
ですので、マサ少年が4年生の時に姉さまは中学校に進学します。
やがてマサも通うことになる札幌市立一条中学校です。
その学校は札幌の中心部を流れる豊平川にかかる一条橋のたもとにありました。
その中学校に関するエピソードは非常に興味深いものでしが、今日はそこまでは話をすすめません。姉が中学に進学したこととマサ少年の英語への興味とはどのようなつながりなのでしょうか。
それは姉様の担任になる英語担当の教師に話が及びます。
当時は英語の教師といえば、戦後の占領軍の本で生の英語を学んだ人間か、大学でイギリスの本格英語を学んだ人間かのいずれかという状況がありました。
今のように大学で英語学科や英文学科を卒業したらついてくる教師資格のような形式的なものではなく、英語を生業にしようという野武士的な教師が多数いました。
姉さまの英語担当教師は正に本格派でした。
そこで彼女が家に持ち帰るほど感動したものは、haveの発音でした。
というよりvの発音です。
現在ではbもvもカタカナにすると同じですが、
当時はbはバ行、vはヴァ行として明確に分割されていました。
けれども、だれもヴァの音を意識して出す人はいなかったのです。
しかし、姉さまの担当教師は違います。
それこそ学校でも町中でも歩いているときには常に英語のフレーズを口ずさんでいる人でしたから、vの発音は、欧米人のそれよりも、さらに大げさな発音だったのです。
それを姉さまが家に持ち帰るものですから、マサ少年もいっぱいの興味顔で聞きいっていました。 もう、それは、それは熱心にvの発音をしていましたね。
小学校4年生のマサ少年が持っている「英語力(?)」はローマ字英語からさらに英語らしい発音を身につけ進化を始めるのです。
ここで正しい英語学習法を姉さまから教わっていたら、マサ少年の英語力はまた違ったものになっていたでしょうが、歴史に「もし」はありません。
マサ少年がこのときに得た英語の知識はVの発音と英語的なリズムだけでした。
※ところで、みなさん札幌という市の名称はアイヌ語です。
この言葉と豊平川とは関係があるのですよ。
それは、次週 10月1日(金曜日)にお伝えします。
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